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2021-08-27

IHとガスコンロの違い

憧れのIHキッチン。でも最近はガスコンロも新しくなっている。

 

 

どっちを選ぶべきだろう?こんな質問をよくお伺いします。

IHコンロは掃除もしやすく電話代も安い、そのようなイメージでしょうか?

IHとガスコンロ、どんなポイントを重視して選ぶのかを解説いたします。

 

そもそもIHって?

皆様はIH調理の仕組みをご存知ですか?

火を使わないということはなんとなくわかるという方がほとんどです。

 

IHとはインダクションヒーティングの略です。簡単にIHの仕組みを説明すると「電気の抵抗で金属を加熱する」という仕組みになっています。

IHのトップヒートのすぐ下には渦巻き状の細い銅線があり、これに電気を流すことで磁場が発生します。この上にフライパンや鍋を置くことで金属が「過電流」という状態になり、この過電流に対して金属が抵抗して加熱されるという仕組みになっているのです。

 

仕組みからわかるIHの特徴

IHの仕組みはなんとなくわかっていただけましたか?まずIHの大きな特徴はコンロが発熱するのではなく、調理器具であるフライパンや鍋自体から発熱するという点です。

そのためIHで使用できないフライパンや鍋があります。IHで加熱するには上記の仕組みからトッププレートと金属が接触している必要があります。そのため、そこが丸い中華鍋のようなものなどは使用できません。

 

IHでは鍋振りはできない?

IHとガスコンロの一番の違いはフライパンや鍋の温度の違いです。IHは鍋振りができない、もしくは必要がないというのはここがポイントになっています。

まず、ここまでご説明した通り、IHはフライパンや鍋がトッププレートと接触していて初めて加熱されます。そのため鍋振りのためにコンロから話すと過熱が止まってしまうのです。ガスコンロでは火を使いますがお湯を沸かす時を思い出してみてください。ガスコンロでお湯を沸かすと鍋際から沸騰していませんか?ガスコンロでは鍋際が一番温度が高くなります。

そのため食材に熱を伝えるためや鍋際の焦げ付きを防ぐために鍋を振ります。IHはトッププレートと接触していればフライパンの底や鍋底は金膣に加熱されます。ですから実はIHは「鍋振りができない」のではなく「鍋振りの必要がない」というのがもう一つの見方になります。

 

IHとガスコンロの違い

IHとガスコンロの違いは大きなポイントはこの温度の違いが一番のポイントです。

温度の伝わり方が違うというのが鍋振りの有無やお湯を沸かす速度にかかわってきます。例えばフライパンでお湯を沸かすときか底に接する部分がなく、水も浅いので全体的に加熱されるのでIHの方が早くお湯が沸きます。

ただし、お鍋で大量の水を沸騰させるときは水が深いため側面も過熱するガスコンロの方がお湯が早くわくのです。この温度の違いは調理時にも表れます。

 

IHは調理しにくい?

ここまで読み進めると鍋振りができなかったり、トッププレートからフライパンや鍋を離せない、温度の伝わり方が違う等IHは調理がしにくいというイメージをもってしまうかもしれません。

決してそんなことはなくIHでの調理は今までと少し勝手が違い、慣れる必要はあります。例えば香りづけに醤油を垂らすとき、ガスコンロであれば温度が高い鍋際に垂らしますが、IHでは中央に垂らすのが効果的です。

しかし、日の通りが今までのガスコンロと少し違うだけでまんべんなく火が通るという点から慣れてしまえばIHの方が調理が楽だという意見もあります。

 

IHは空気が汚れない?

IHではガスの燃料がないためガスと比較すると空気が汚れにくいという側面があります。しかし調理に発生する水蒸気に含まれる油等はガスコンロの方が飛散しないと言われています。

理由としてはガスコンロでは調理時に火を使うため、空気の温度が高くなり上昇気流が発生。そのためレンジフードでの寒気の候率が良くなるのに対して、IHは気流が発生しない点からレンジフードで汚れた空気を吸いきれず、飛散してしまうと言われています。

これは別の側面から見るとガスコンロでの調理をしていると周囲の温度が上がって暑いというデメリットとも取れます。IHを選ぶ際には周囲の仕上げ材を汚れにくいもので選ぶのもポイントです。

 

進化しているガスコンロ

IHを選ぶ時の理由で多いのは掃除のしやすさという方が多いです。

しかし近年のガスコンロはIHのようにトッププレートがガラストップになっていたり、ゴトクを外すとフラットになったりと掃除のしやすさも決して負けていません。

また火の有無という点においても「ガスコンロは火が出るので危ない」という意見もあれば「IHだと火が出ていないので危険が分かりづらい」等、双方のメリットとデメリットがあり一つの答えが出ないのが現状です。

 

結局IHとガスコンロ、どうやって選べばいいの?

ここからはIHとガスコンロで迷っている方に3つの視点から選ぶ時のポイントを解説していきます。ここまでIHとガスコンロの特徴をまとめていきましたがそれぞれにメリットとデメリットがあり、なかなか選びづらいと思います。

 

新築の理想のイメージで選ぶ

あまり深く考えずに初めにイメージしていた方で選ぶ。決してこれは間違いではありません。それだけIHとガスコンロはそれぞれ特徴はありますが決定的にどちらが良くないというポイントはないからです。「なんとなく新築はIHでイメージしていた」「自分は絶対ガスコンロの方が慣れていていい」その新築を考え始めたときの理想のイメージで選ぶのが後の後悔に繋がらないかもしれません。

 

それでも調理の仕方が気になる方へ

理想のイメージだけで可決められない方は実際に調理してみて試すのもいいでしょう。各地でIHとガスコンロの調理体験というのは開かれています。

調理を体験することで最新のガスコンロの便利さも、IHの調理の手軽さもどちらも体験することができます。掃除のしやすさという点もポイントです。ここまでIHの調理の特徴について解説してきましたが、どちらが良いという風には決められません。

あくまで調理する人の感覚による部分がとても大きいからです。実際試してもないとどのように感じるかは分かりません。住宅会社の担当の方に調理体験できないか質問してもらえばご紹介してくれるはずです。

 

光熱費から考える

IHとガスコンロを選ぶことでオール電化になるかガス電気併用になるかという大きな分かれ道に立つことになります。例えば太陽光発電システムを設置するならオール電化のメリットはより多くなりますし、ガスコンロ以外でもガス器具を使うという場合であればガス併用の方がメリットが高いかもしれません。

ガスについてはプロパンガスなのか都市ガスなのかで光熱費も変わってきます。

使う予定の設備から光熱費も側面から調理器を選ぶというのも一つのポイントです。

 

 

 

さいごに

ここまで読んでいただいたのですが、明確にこちらが良いというものはありません。

使う方の考え方や状況によってオススメするものは異なります。調理や掃除を重視する場合は調理体験。光熱費を重視する方は使う器具などを決めて住宅会社の担当に相談してみてください。

また、最初のイメージを重視して頂くのも公開のない家づくりに繋がるかと思いますので不安な部分を担当の方にご相談いただければと思います。

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