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2021-09-22

家づくりで失敗した点は?

家づくりの失敗は?

そろそろマイホームを建てようと思うと、こだわりたい点も多く出てきます。

家づくりは一生に一度の大きな買い物です。

できれば失敗や後悔はしたくないですよね。

今回は、家づくりで失敗しがちな点について、具体的な例を挙げながら説明しますので、新築住宅の購入を考えている方は是非参考にしてみてください。

 

家づくりの前に大切なのは「失敗例を知っておく」こと

注文住宅は、ほかの住宅に比べて、多くのことをお客様が決めていく必要があります。

 

ほとんどの方が初心者なので、色々な選択肢に迷うことも多いでしょう。マイホームを建てた方ならだれでも1つや2つは、後から「こうすればよかった」と後悔する点が出てくるものです。

 

それは、実際に住んでみないと分からないことが多いからです。だからこそ、実際に注文住宅を建てた方がどんな点を後悔・失敗したのかをあらかじめに知っておくことが、家づくりをスタートする前の重要なポイントなのです。

 

《部屋の広さ》に関する家づくりの失敗と後悔

それではさっそく、どんな点に失敗したと感じることが多いのかをご紹介していきましょう。

最初にご紹介するのは、各お部屋の広さに関する失敗談です。

 

リビングが広すぎるため、冷暖房の効きが悪く光熱費がかさむ

「広く開放感のあるリビングに憧れる」という方は多いと思います。しかし、むやみに部屋を大きく取り過ぎても、実際に住み始めた際に、使い勝手が悪く後悔させる声も良く耳にします。天井の一部に吹抜けを作ったり、窓を設置して、視界が抜け空間を広く見せるなど、部屋を開放的に見せる方法もオススメです。

 

部屋が狭く、思ったように家具が設置できない。

 

部屋の大きさを考えてみるときに大切なのは、家具や家電の配置を最初に考えておくことです。いざ家具を入れてみると、思いのほかスペースが少なかったというケースも良くあります。どこに何を置くかをしっかりと考えておくと、失敗が少ないでしょう。

 

《キッチン》に関する家づくりの失敗と後悔

続いては、キッチンでの失敗例です。キッチンは女性にとって特に長い時間を過ごすスペースなのでこだわりたい空間です。

 

キッチンのスペースが足りなかった

 

人気の対面式キッチンですが、通路が狭くてゴミ箱を置けるスペースがないといった声も多いようです。また、調理台のスペースを広く取らなかったために、ミキサーやケトルを置くだけで作業するスペースがなくなってしまうといった後悔も。また「1人で料理することが多いか、複数人で料理することが多いか」など、ライフスタイルに合わせて考えておくといいでしょう。

 

キッチンの高さが身長と合ってい身長身長

キッチンの高さが身長に合っていないという失敗もいいようです。キッチンは毎日使うものなので、少し高さが合わないだけで、大きなストレスになったり、体を痛める原因にもなってしまいます。基本的には、(身長÷2)+5cmの高さにするのが良いと言われています。

実際に試してみたい方は、ショールームやモデルハウスに行ってキッチンの前に立ってみると良いでしょう。

 

キッチンの収納の奥行きが深すぎた

キッチン収納をたっぷり設けたくて奥行きを持たせたけれど、奥のものを取り出すのが面倒な収納になってしまったという失敗例です。

キッチンに収納するものは、お皿やコップなど比較的小さいものが多いので、奥行きよりも間口を広くとる方が便利に使える場合があります。取っ手付きのかごなどを利用して収納するという方法もありますが、出来れば家を建てる際に頭に入れておきたい点です。

 

《玄関》に関する家づくりの失敗と後悔

続いては、玄関に関する失敗談をご紹介します。玄関は、家を象徴する顔でもあり、来客があった時に最初に目にする場所でもあります。後悔しないように、事前に失敗例をたくさん知っておくことが大切です。

 

玄関の収納を増やしておけば良かった

玄関の失敗例で一番多いのは、「収納の少なさ」です。特に、子育て世代にとっては、ベビーカーの置き場所や、子供の遊び道具や部活用品まで収納できるスペースを作ればよかったという失敗例が多いようです。玄関の収納を失敗しないコツは、玄関に収納したいものをすべてリストアップして置くことでしょう。またくつだけではなく、レインコートや冬用の厚手コートを収納できるコートクロークを設置すると、非常に使い勝手の良い空間になります。

 

下駄箱に鏡をつければよかった

玄関の下駄箱の収納を大きくしたら、圧迫感が強く玄関が狭く感じて閉まったという悩みも多いようです。くつが収納できるので見た目は広く感じますが、どうしても背の高い家具というのは空間を狭く感じさせてしまうのです。そのような場合には、下駄箱に鏡をお取り付けると良いでしょう。鏡をつけることで、玄関を奥行きのある広い空間に見せることも可能ですし、出かける前の身だしなみチェックにも使えます。

 

玄関が暗い

玄関が暗いと昼間でも電気をつけないと脱ぎ履きしにくいといったお悩みもあります。また、玄関が暗いと光熱費がかかるだけではなく、家族の気分までも左右しかねません。朝仕事や学校へ向かう時、夜疲れて帰ってきたときに気持ちのいい空間をつくるために、小窓の設置もオススメです。近隣の目線が気になる場合は、足元の高さの窓を設けることで、プライバシーを守りながら優しい光りを室内に取り入れることができます。

 

《配線》に関する家づくりの失敗と後悔

続いては、配線の失敗談をご紹介します。見落としがちな、コンセントの位置やコードの配線。その場所の使う家電だけでなく、掃除などのことも考慮しておきましょう。

数ばかりを重視し、使い勝手を考えていなかった

コンセントはいくらあっても困らないからといって、必要以上に設けるのもあまりよくありません。部屋の間取りや生活動線を考えて、必要な場所に和のコンセントを設けてましょう。季節や子供の成長によって使う家電も変わってくるので、常時接続しておくものとそうでないものをピックアップしておくことが必要です。

 

調理家電を使いたい時にコンセントが足りず延長しなくてはいけない

料理する際も、注意が必要です。調理中、携帯でレシピを見ながら行う場合は、携帯の充電用コンセント。ホットプレートなど、家族でテーブルを囲んで使う場合、ダイニングテーブルの近くにコンセントがあると便利です。頻繁に使わない家電などのことも考えておくと良いでしょう。

 

《収納》に関する家づくりの失敗と後悔

さいごは、収納に関する失敗談です。居住スペースを広く保つために必要な収納。自分たちの生活スタイルに合った機能的な収納を作りたいですよね。しっかり失敗例まで把握しておきましょう。

 

使う場所の近くに収納を作るべきだった

収納場所を広く取ったのに、使うべき場所に使うものを収納できず毎日とても不便という失敗談です。例えば、掃除機をかけるために、毎回玄関下の収納まで取りに行くのはとても不便ではないですか?収納の鉄則は、使う場所の近くに収納場所を設けることです。特に大きめの家電などは何を使う可能性があるのか、その場所はどこなのかを事前に書き出しておきましょう。

 

ウォークインクローゼットに服が入りきらない

壁面収納の場合、部屋に居ながら扉を開けるだけでものを取り出せますが、ウォークインクローゼットの場合は、収納内部に通路を設ける必要があります。そのため、ウォークインクローゼットは、空間の割にはあまり洋服が収納できない可能性もあるのです。部屋が狭い場合、壁面収納にした方が効率的なことも良くあるので、慎重に検討するようにしましょう。

 

床下収納や屋根裏収納を作ったが、うまく使いこなせない

屋根裏にたくさん収納しようと空間を作ったら、ハシゴを上って取りに行くのが不便・・・。どこに何を収納したか分からなくなり、結局しまったものを使わなくなってしまったという失敗談です。収納はたくさんほしいと考える人は多いですが、収納を増やせばその分部屋のスペースは狭くなってしまいます。その分、配分が難しくなり、どこに何があるかが分からなくなります。そのため、ものの段捨離などを定期的に行い、必要な分だけの収納を作ることをお勧めします。

 

 

 

 

さいごに

憧れのマイホームだから、盛り込みたい設備や機能がたくさんあると思いますが、この記事でご紹介した失敗談からもわかるように、どんなに良いと思ったものでも、実際に住んでみないと分からないのです。だからこそ、先輩たちの失敗談を多く知ることで、少しでも冷静になって賢明な判断をすることが大切です。

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