新築をご検討するうえで、採用率の高い掃き出し窓。
特徴としては外への出入りがしやすく、窓のガラス面積が多く開放感もあるため人気の掃き出し窓。
この記事では掃き出し窓の特徴について解説していきます。
掃き出し窓とはそもそも、掃除などをする際にホコリなどを箒で外へ掃き出すというのが由来となっています。サイズとして一般的なのはW1650×H2000というサイズです。掃き出し窓はリビングや居室に採用されるケースが多く、バルコニーや庭への出入りの為に設置することが多いです。
また、明るく風通しも良い為掃き出し窓が採用されていない家の方が少ないでしょう
掃き出し窓があることで景色も良く、明るく過ごせるのがメリットになります。
しかしその分に日射による熱の侵入が多いことも事実です。
家の断熱性能を語るうえで、一番熱損失がある場所、暑さや寒さに影響を及ぼすのは窓のガラス部分です。
掃き出し窓はガラス部分が大きい以上、家の熱環境に大きく影響を与えると言えます。
開放感のあるリビングにしたいという気持ちからたくさんの掃き出し窓を設けることでリビングが快適ではなくなってしまうということも珍しくはありません。
そのためガラス部分の断熱性能には十分に注意しましょう。
室内から外に出やすいという特徴のある掃き出し窓。
それは外からも中に入りやすいという面もあります。
防犯性という点において他の窓よりも低いのは事実です。
そのため配置には注意しましょう。
道路や近隣から目につく位置の掃き出し窓は仮に侵入しようとしても周りの目が気になり侵入しにくいそうです。
また掃き出し窓付近に監視カメラを設置するのも有効な手段になるはずです。
冒頭でも書いてある通り、W1650×H2000というサイズが掃き出し窓の最も一般的なサイズです。掃き出し窓を大きくする理由として多いのは窓面積が大きくなるので開放感がもっと欲しいという要望からサッシのサイズを大きくすることがあります。
しかしここには注意点もあります。
掃き出し窓のサイズを大きくすると1枚の窓が大きくなります。
そこで開口部が広くなったり、ガラスの面積が大きくなるのですが、その分サッシ自体が重くなり開閉する際にイメージと違う場合があります。
普段開け閉めしている掃き出し窓よりも重くなる為、大きさ次第では片手での開け閉めが難しい人もいるかもしれません。
掃き出し窓のサイズを大きくしたい場合はモデルハウスや展示場でそのサイズの掃き出し窓を実際開け閉めしてみることをおすすめします。
掃き出し窓の失敗例をいくつかご紹介します。
cace:1 カーテン
理想のマイホームは掃き出し窓をたくさん設けて明るくて開放感のある家にしたい。
そんな想いで掃き出し窓を採用したものの周りの目線が気になってカーテンを閉め切った生活をしてしまっている場合が少なからずあります。
掃き出し窓の設置は防犯性や周りからの目線、様々な条件を考えてプランニングしましょう。
case:2 寒い、暑い
掃き出し窓の近くを通ると寒い、または暑い。
そんな失敗も多いようです。
必要以上に掃き出し窓にこだわってしまうと思っていたよりも温度の侵入が激しく快適ではない場合が多いようです。
宿泊体験などをしているモデルハウスでサッシの性能を体感するのも失敗を防ぐ手段になるかもしれません。
ほぼ必ずと言ってもいいほど採用される掃き出し窓。
もちろんメリットは多いですが、その分失敗例が多いのもこの掃き出し窓です。
メリットのイメージだけではなく、デメリットもイメージしながらどのように配置するか信頼できるパートナーである住宅会社と相談してください。
参考にして頂ければ幸いです。
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